学歴ロンダリングはするべきか【大学院進学】

理系キャリアとラボ生活
こんにちは。tomoです。
 
学歴ロンダリングって言葉ご存知ですか?大学院に進学する際に現在所属の大学より良い学歴の大学院に進学することを指す言葉だそうです。
 
大学院は学部の入試に比べて簡単に合格してしまうため、ネットではあまりポジティブな意味で使われていないみたいです。
 
今回はそういう話は置いといて、別の大学院に進学する意味ってどれくらいあるのってことをお話ししたいと思います。
 
大学院に進学するときって今の大学のままにするか、別の大学院にするか迷いますよね。
 
実は僕自身も私立大学の生物系学科から国公立大学の生物学科の大学院に進学した学歴ロンダリングの経験者です。
 
その経験からいうと大抵の場合、大学院は別のところに進学した方が得です。それあなたが就職する場合でも、大学に残って研究者を目指す場合でも当てはまると思います。
 

就職の場合

おそらく現状より高レベルな大学院進学に進学することになると思います。
 
すると当たり前ですが、周りのレベルも高いので引っ張られて自分も頑張れるんです。環境ってとっても大事ですよね。
 
さらに大学院のOBOGに就活でお世話になることができます。もちろん学部からいる人と同じように対応してくれますよ!
 
さらに先輩のエントリーシートなどのレベルの高い参考資料が手に入りやすくもなります。
 
学歴があがると言うこともメリットはあると思いますが、元の大学院よりも有利に就活を進めることができる環境が学歴ロンダリングにはあるように感じます。
 
逆に学歴だけに頼ると痛い目を見ることになると思います。恵まれた環境の元で、もといた大学の頃よりも勉学や研究に励むことが期待している成果を得るコツだと思います。
 

研究者目指す場合

いまいるラボがその研究分野で世界と戦えているか考えましょう。戦えていないのなら、学歴ロンダリング一択だと僕は考えます。
 
まずレベルの高い大学の方が高度な研究が行えたり、研究設備が充実しています。また、その中でも当該分野で突出した実績をあげている研究室にいくこ良いでしょう。
 
なぜならばレベルの高い研究室と低い研究室では学べることのレベルが全く違うからです。学部までは座学の授業で、全員が平等に知識を学ぶことができますよね。
 
でも、研究室では研究を通して、さまざまな手法やノウハウを習得していくことになります。なのでレベルの高い研究室で研究すると自ずとレベルの高い学習が可能になり、研究者としての格段のレベルアップが見込めます。
 
学位を取る頃には研究遂行能力に雲泥の差が出ていると思いますよ。
 
このように、どこの研究室で学位を取るかによって成長速度に大きな差が生じるので、学位をとっていざ研究員として活躍しようとした時、各々の実力差に違いが生じます。
 
この20代の貴重な5年間の差を研究員として結果を出しつつ埋めるのは非常に難しいのです。
 
ロンダしなかった場合、学部4年のテーマが継続できるメリットがあると言う人もいます。しかし、その研究室あるいは研究テーマのレベルが低かった場合、レベルの低い研究を6年間やることによる時間の損失のリスク背負うことになりかねません。
 
何度も言いますが、修士、博士課程で開いた研究遂行能力の差を埋めるには相当量の努力を要することになります。
 
さらに研究員として別の研究室にアプライする時、博士課程でしっかりトレーニングできてない人は研究内容のプレゼンなどをしてもらうとデータが甘かったり研究手法が適切でなかったりするので簡単にばれます。
 
以上の理由から基本的には学歴ロンダリングすることをおすすめします。
ただし学歴ロンダリングは学歴を更新するために行うというモチベーションでいくと就職で研究者希望でも痛い目を見るので注意が必要です。
 
最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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