みなさん、英文法の勉強ってどんなことしてますか?
最近は素晴らしい参考書がたくさんあり、選ぶのに一苦労ですよね。
そこでそんなあなたのために、この記事では
「キク英文法」
の徹底解説を行いたいと思います。
僕自身、キク英文法の学習成果もあってTOEICで2021年現在、790点までスコアを伸ばすことができています。TOEICに関する具体的な学習方法なども当ブログでは紹介していますので是非チェックしてみてください。
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世の中にはたくさんの英文法の良書があると思うのですが、僕はその中からキク英文法を選択し学習しました。
なぜキク英文法を選んだのかというと
- 各文法項目がコンパクトにまとめられている。
- コンパクトにまとめられているが故に高速で何周も学習することができる。
- 英作文の練習に適したレイアウト。
だからです。
英語学習においての文法の学習は一つずつルールを暗記していかなければならず、とても根気のいる作業です。
しかし僕は英語学習が好きでやっているわけではなく、将来、英語を使って論文を書いたり、海外の研究者と互角に渡り合うツールとして英語が必要でした。
大学院生なので研究に集中しなければならず、できるだけ最小限の力で効率的に英語を学習する必要があったのです。
そこで僕が出した英文法学習の答えは「キク英文法」でした。
値段たったの1,760円で各文法項目がコンパクトにまとめられている。
まずキク英文法の特徴として、全49日間で高校レベルの全ての文法事項を網羅することが挙げられます。
従来の文法の参考書は分厚いものが多く、1周するのも一苦労のものが多いですよね。文法の学習って繰り返して何度も勉強するから徐々に内容が定着するのであまり長い参考書だと途中で覚えきれずに挫折してします心配がありますよね。
でも本書の指示に従えば49日で終わりますが、1日に2章分学習すれば半分の1ヶ月弱で1周が終わります。高校のすべての文法事項がですよ!!
つまり何が言いたいかというと、高校の内容が無駄なく効率的にコンパクトにまとめられているということです。
1セクションあたりの学習時間もせいぜい30分もあれば終わるので、とても効率的に学習を進めることができます。
ちなみに高校の文法事項までマスターできていれば英語の95%の文法事項はマスターできているとされており、ノンネイティブの僕たちが英語を運用するには十分な知識量であると言えます。
コンパクトにまとめられているが故に高速で何周も学習することができる。
上記の解説とややかぶるところですが、非常にコンパクトな内容であるため、何周も繰り返して学習することが容易であり、文法事項を効率的に定着されることが可能です。
僕は本書を使って合計5周は学習を行いました。
実は僕はキク英文法以外にも一億人の英文法なども試しましたが、これほど高回転で参考書を学習できたのはキク英文法が初めてです。
キク英文法はおそらく大学受験を控える高校生に向けてデザインされた参考書なのだろうと思いますが、大学生や大学院生でも全然使えます!!
TOEICの受験を考えている方でも下手なTOEIC特化型の対策本を買うよりも、まずは本書をやり込んだ方が文法事項を効率的に学習することができると思います(もちろんTOEICの練習問題を使って試験慣れするトレーニングは別途必要だとは思いますが)。
英作文の練習に適したレイアウト
僕は最終的にこれらの文法事項を使って英会話をスムーズに行えることを目標に学習に取り組んできました。
そこでスピーキングの練習として、英作文を作って口ずさむ、というトレーニングを行っていたのですが、その際に本書のレイアウトは大変役だったのもキク英文法をおすすめする理由の一つです。
実はキク英文法は見開きで左ページに例文、右ページに解説が記載されたレイアウトになっており、英作文を口ずさむ練習をする際にとてても使いやすいのです。
後ほど具体的な方法を解説します。
キク英文法の具体的な勉強法
具体的な学習方法ですが、僕の場合、まず最初の2周は解説をよく読み、文法事項の理解に努めました。
合わせて、練習問題を解き、理解度を確認しました。これと合わせ下記で紹介する、例文の音読を行いました。
また万が一、解説の文章を読んでも文法事項がよく理解できなかった際にはインターネットで検索したり、一億人の英文法を参照するなどして、内容が理解できるように努めました。
3~5周目は基本的には練習問題は解かず、英作文を音読する作業を繰り返しました。ある程度文法事項は理解できたと判断し、文法事項を効率的に暗記することに焦点を当てました。
音読&英作文
本書は各文法事項がカードのように区切られていて、そこに例文と解説が載っています。
僕の場合、まず最初の2周は例文の通りに音読を行いました。初めのうちは文法事項を覚えるだけでも精一杯になてしまうので、音読は例文通りと割り切ってました。
おそらく最初から例文を自己流に改変してやりなさいと言う流派の人もいると思いますが、僕の場合は意思の弱い人でも挫折しないで続けられることに焦点を当ててこのような手法を提唱しています(もちろん僕自身が意思が弱い人間であることも要因です)。
何度か音読を行ったら、例文を見ないで3回ほど暗唱します。
間違えずに言えたら、次の例文に移行します。
時々とても長い例文があるのですが、その場合は学習するべき文法事項の部分のみを音読学習に用いました。
3周目以降はその文法事項を実際に自分が使う場面を想定して英作文したものを音読しました。
例えば、
His brother is taller than me.
という例文があったとします。僕には妹がいて、身長も僕よりは低いので
My sister is shorter than me.
と英作文し、それを音読します。文章を改変すると言ってもこの程度のことで構いません。
これを3周し、キク英文法は完成します。
ここまで、学習すれば文法事項は概ね身につき、かつ習得した文法事項を用いて話す土台が完成します。
その後はキク英文法を卒業して、TOEIC対策や英会話学習をしていく中で、さらに文法の精度に磨きをかけていくことをおすすめします。
キク英文法のデメリットは?
この参考書は僕が今まで使ってきた中で最高の文法学習教材だと確信しています。
しかし、あえていくつか欠点を挙げるとすると、
- 赤字で書かれている箇所が若干読みにくい。
- no more thanの構文が収録されていない。
の2点が挙げられます。
赤字についてはそのままです。僕はそれほど気になりませんが、気になる人は気になるかもしれません。
2点目に関しては比較級の章でno more構文が収録されていないことに気づきました。この箇所は高校の英文法で学習する内容だったはずなので、他の教材で補う必要があります。
キク英文法では文法力だけでなくスピーキング力(瞬間英作文力)も養える!!
上記の学習を行っていけば、英文法を効率的に習得することができます。
さらに、この学習法では英作文を行うので同時にスピーキングの練習が行えるのです!
よって、徐々に英語が口から出てくるようになります。
TOEICなどのテストではスピーキングの力を直接試されるわけではありませんが、将来的に英語を使って外国人とコミュニケーションを取っていきたいのであれば、オンライン英会話に移行してスピーキング力を養うことをおすすめします。
僕自身も学習をしていく中で実際に外国人の人との英会話で自分の実力を試したくなってきたのでオンライン英会話を行っていました。
英文法をある程度習得した方はオンライン英会話で実戦練習を行っていくのも良いと思います。
例えばDMM英会話なら無料体験もできるので、手軽に試してみることができますよ!
まとめ
今回はキク英文法を使った英語の学習法についてお伝えしました。
確かに他の文法書に比べれば薄い部類だと思いますが、本日紹介した内容をしっかりやり通すのはなかなか骨の折れる作業だと思います。
しかし毎日コツコツ積み重ねることで確実に実力がついていくと思います。
根気よく学習していってください。
最後まで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、キク英文法なのに僕の学習法は全く聞いていません。
正直言ってCDは一度も使いませんでした笑
もし、CDを使った有効な学習法があれば是非教えてください!
本ブログでは英文法だけでなく、キク英文法の使い方だけでなく様々な英語の学習法について紹介しています。下記のリンク記事などもぜひチェックしてみてください。



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